JAMSTEC(GODAC 国際海洋環境情報センター)

GODACとは  JAMSTECが行う海底資源の研究・調査について学べる沖縄県内唯一の施設

 GODAC(国際海洋環境情報センター)は、世界的な海洋・地球の研究機関である国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の沖縄拠点。
最新の研究紹介を通し、海洋科学や地球環境について理解を深める事ができる「学べる」無料の見学施設です。

 貴重な海底資源の各種サンプルの展示はもちろん深海の調査で活躍する「しんかい6500」や多様な深海生物、海洋プラスチックごみ問題についてなど、海洋科学について広く学ぶ事ができます。  GODACについて詳しくはこちらから。

海洋鉱物資源に関する調査・研究とは?

 海洋に生息する様々な生き物や海洋鉱物資源といった物質。私たちが利用している海洋の資源と機能は、生物、非生物を問わずまだごく一部にすぎません。JAMSTECは、海洋の持続的な利用に資するよう海洋の研究開発に取り組むとともに、深海・深海底などの環境から得られた試料・データ・技術・科学的知見を関連産業に展開することによって、わが国の海洋産業の促進に貢献しています。

 海底資源研究への高まる関心を背景に、JAMSTECは2011年4月1日より、リーディングプロジェクトとして「海底資源研究プロジェクト」を設置し、巨大な鉱物資源として期待されている海底熱水鉱床、(コバルトリッチ)マンガンクラスト、マンガンノジュール、レアアース泥の成因解明や調査技術の開発、クリーンなエネルギーとして期待される海底下のメタン生成システムの研究、および、開発に至るプロセスで重要な環境影響評価のための研究を推進して来ました。2013年4月からは「海底資源研究開発センター」として本格的な研究開発がスタートしました。

 同年に、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代海洋資源調査技術研究開発」の「海洋資源の成因の科学的研究に基づく調査海域の絞り込み手法の開発」および「環境影響評価」のテーマを担当することとなり、2019年3月末まで、多くの調査技術を開発して民間に移転しました。

 そして2019年4月1日より、海洋機能利用部門「海底資源センター」として改組し、社会のニーズに応えるとともに、世界最先端を目指した研究開発を推進しています。  海洋資源センターについて詳しくはこちらから。

海底資源ってなに? 

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最新の研究成果のご紹介 

海底熱水鉱床の初期形成プロセスに微生物活動が寄与
ー海底下鉱床形成モデルを書き換える可能性ー 

ポイント
◆中部沖縄トラフ海底熱水鉱床から、極めて低い硫黄同位体比組成を示す黄鉄鉱粒子を発見した。
◆硫黄同位体比の値から、微生物活動による海水の硫酸還元プロセスにより生成された硫黄を材料としていることが明らかとなった。
◆海底熱水鉱床の初期形成プロセスの一部は、微生物活動によって誘発・促進されていることが明らかとなった。
詳しい発表内容についてはこちら

海の不思議について楽しく学ぼう -GODACしんぶん- 

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