新糸満造船株式会社
信頼される会社を目指して
周囲を海に囲まれた沖縄において、船は住民や物資の輸送、経済水域の海洋資源の確保の手段として、私たちの生活に欠かすことのできない重要な役割を果たしています。
その船の検査・修理・建造を業務として、本土復帰とほぼ同じ年にこの地に造修業を開始してはや50有余年、「船舶の造修を通して沖縄県の経済並びに社会に貢献する」という経営理念に則り、沖縄で運航する船舶がすべて、危険を冒し、経費を使って県外でドックするリスクや不便を解消できるように、それまではここ沖縄では施工、検査が出来ないといわれた特殊で専門的な部門に関しても、設備投資、社内での技術研鑽、改善に取り組み、技術講習やメーカーとの交流を通じて今ではほとんどのことが県内での施工が可能になりました。
しかしまだまだ未熟・未完成な部分もあり、目指すところはより高い所にあり、この信念を変えることなく歩み続けてまいります。
弊社の現在の取り組み
1.シンクロシステム(国内最大)の活用
県内の離島フェリー他、砂利船、輸送船等ほとんどの船に対応可
安全確実に船を上下架できる装置
広くフラットなヤードで安全安心な作業ができる
シンクロ リフト 上架のようす
シンクロ リフト 下架のようす
2.ナノシェル開発・販売
上架された船舶の船底に付着していた牡蠣殻等を再利用
牡蠣殻等がもつアルカリ成分の焼成物を特殊超微粉砕して除菌・消臭にすぐれた効力を発揮する徐菌液、及び消臭ボード作製・販売
従来産業廃棄物とされていた牡蠣殻のゼロ・エミッション構築
抗ウイルス・抗菌性能評価試験_vol.02リーフレット_vol3
3.働く姿勢「DO THE RIGHT THING」
自分が何のために働くのか、将来がどうありたいのかを考える DO THE RIGHT THING のキャッチフレーズを掲げ、何が「正しい」ことかを個々で考え、自分の立場、役割は何かを認識し、今よりもう一歩上の自分、会社を目指して実践する。
四方海に囲まれ、船が大きな役割を果たしているこの沖縄、近年辺野古、尖閣と海に関わる問題もありますが、美しい海の存在、そこから受ける大きな恵みに感謝し、大切にして保全に努め、その美ら海を航(ゆ)く船が常に安全航海できるようにすることがわが社の使命であり、今後の沖縄の将来をより豊かにするものであると確信して、これからも不変の理念を胸に、沖縄県の為に業務を遂行していきます。
新糸満造船株式会社
代表取締役 松浦 快奏