公益社団法人日本海洋少年団連盟
海洋少年団とは
幼稚園児から高校生までの男女の団員が海を訓練の場として、子どもの時から海に親しみ、団体生活を通して社会生活に必要な道徳心を養い、心身ともに健康でたくましい人間の育成をめざしています。
美ら海体験教室
概 要
-海事思想普及と海洋国家日本の次代の担い手を育成-
- 日本海洋少年団連盟は、海洋国家日本の次代の担い手である少年少女たちに、
「海に親しみ」「海に学び」「海に鍛える」
をモットーとして昭和26年に設立され、団体生活を通して心身ともに健康でたくましい人間の育成を図る社会教育団体です。
以来、海を活動の拠点とし、海事思想の普及と青少年の心身の健全育成に努めてまいりました。
- 現在は、全国に91の少年団、約4,200名の団員、指導者がカッター・カヌー・手旗・ロープワークなどの訓練を実施展開するとともに、創造性を育む「海っ子の祭典」、2年に一度開催される全国大会(昨年8月に東京で開催、次回は令和3年から令和4年に延期となり横浜で開催予定)では団員間の友情を育み地域住民との交流を図っています。
- 英国・米国・カナダ・韓国・香港など海外の海洋少年団とも活発に交流しており、昨年の全国大会には英国・米国・カナダ・香港から20名が参加。
海を体験の場に人間性や社会性を養う
昨今は青少年が対象となる犯罪や被害が増え、その原因は社会規範の緩みや心の荒廃にあると考えられます。
自己中心の考え・行動の多いと言われる現在の子どもたちに、人間性や社会性を養う体験の場を提供することは、我々大人たちに与えられた課題であり、未来を託す子どもたちへの責務であると考え、今後とも海を拠点とした活動をさらに進展させてまいります。
課 題
認知度の向上
海浜での活動が多いため、低い海洋少年団の認知度を向上する。
会員の獲得
海洋少年団会員数は、少子化・人口の都市部集中等の影響により年々減少し、平成23年には約2,300名に減少したが、海事振興連盟の皆さまのご支援により、昨年度五島市、霞ヶ浦に今年度は秋田市、沖縄県石垣市に新団が誕生し、現在4,200名程度に回復したものの、さらなる会員の獲得が急務
重点事項
・海事思想普及と海洋少年団活動の活性化
・団員・指導者募集の強化と賛助会員加入の推進
海洋少年団の基本方針
海洋少年団では、「しつけは訓練の基本」という考えのもと、”海のような広い心で団結し、すべての人を友とします” ”体をきたえ心をやしない、りっぱな海の子になります”を掲げる「ちかい」と、それを実践するためのいろいろな「やくそく」の実践を基本方針とし、それらを自然に身につけ、進んで守れるよう指導しています。
少年団活動状況
カッター ロープワーク 手旗 ヨット 手旗体験 募金活動
1951年 5月 | 少年「海の会」発足 |
7月 | 日本海洋少年団連盟の結成 |
第1回全国大会の開催 | |
8月 | 機関紙 「海洋少年団」 創刊号発行 |
1953年 4月 | 文部省・運輸省所管の「社団法人」として認可 |
1964年 1月 | 日本海洋少年団音楽隊 発足 |
1966年 10月 | 互助基金制度始まる |
1967年 3月 | 沖縄派遣事業始める(第1回、94名参加) |
1973年 5月 | 我ら海の子展始まる(サークルクラブ協会との共催) |
1981年 3月 | 創立30周年記念事業として「三十年のあゆみ」発刊 |
1985年 4月 | 海洋少年団賠償責任保険制度を導入 |
7月 | 連盟主催による韓国海洋少年団との相互交流事業開始 |
1993年 7月 | 連盟主催によるカナダ海洋少年団との相互交流開始 |
1994年 9月 | 国際海洋少年団協会(ISCA)設立、日本は加盟国となる |
(イギリス、ポーツマスで設立総会) | |
1998年 9月 | 国際海洋少年団協会年次会議を横浜市で開催 |
2001年 8月 | 日本連盟創立50周年記念式典・祝賀会挙行 |
2004年 7月 | 名誉総裁に高円宮妃殿下ご就任 |
2011年 10月 | 国際海洋少年団協会年次会議を名古屋で開催 |
2013年 4月 2013年 12月 | 「公益社団法人」として認定 日本海洋少年団強化・活性化会議創設 |
2018年 1月 2018年 2月 | 名誉総裁 高円宮妃殿下御退任 名誉総裁 絢子女王殿下御就任 |
2019年 7月 | 名誉総裁 守谷絢子様御退任 |
2019年 8月 | 名誉総裁 高円宮妃殿下御就任 名誉副総裁 守谷絢子様御就任 |
2022年 8月 | 第55回全国大会を横浜市で開催予定 |
我ら海の子展
「我ら海の子展」(主催:一般財団法人サークルクラブ協会、公益社団法人日本海洋少年団連盟)は、幼児・小中学生対象の海を題材にした絵画コンクールです。生物の源である海や、世界をつなぐ船舶の航路である海を描くことで、子どもたちの海への関心を高め、海洋環境問題を考える機会となり、海事思想の普及を図ることを目的としています。
第48回「我ら海の子展」受賞者決定!!
2020年は全国より3,831点の応募があり、その中から各受賞者が決定いたしました。
・特別賞・金賞・銀賞・がんばろう日本賞・団体賞受賞者リスト(PDF/178KB)
・佳作入選者リスト(PDF/86KB)
2020我ら海の子展受賞作品
国土交通大臣賞中学生の部 佐藤 花綾 国土交通大臣賞小学生高学年の部 荒井 希望 国土交通大臣賞小学生低学年以下の部 武田 碧 日本海洋少年団連盟会長賞 藤山 姫帆
沖縄地区の海洋少年団紹介
沖縄地区紹介宜野湾はごろも海洋少年団が緑綬褒章を受賞しました
平成10年から宜野湾マリーナ周辺の海岸で毎週行ってきた清掃活動が高く評価され、令和元年春の褒章を受賞しました。褒章は「緑綬」でこれは、「自ら進んで社会に奉仕する活動に従事し徳行顕著なる者」に授与されるものです。
伝達式は2019年5月30日に国土交通省大会議室で行われ、池原団長が出席しました。褒状伝達後、受賞者は皇居において天皇陛下から直接お言葉を賜りました。
石垣海洋少年団
石垣海洋少年団は、令和元年6月14日に日本海洋少年団連盟へ加盟した新しい団です。
石垣団員募集チラシ